初めてのエジプト旅行、チャネリング・コンファレンス出発前

2017年11月25日

一九九二年の十一月末から十二月初旬にかけてエジプト、ギザで開催されたチャネリング・コンファレンスに参加することを決めたのはこの年の十月十二日に数百年に一度とも言われるカイロで大きな地震が起こった後のことで、この地震と同じ十月に都内で開催されたダリル・アンカさんの公開チャネリングの中でバシャールが語っていた自分達の宇宙船をエジプト、カイロ上空に移してきていると話していたこととが私の中でなんとなくつながってしまい、この時期バシャール達の宇宙船は実際に大ピラミッド上空にきているのだろうという思いが強くなっていったことが大きなきっかけだった。そしてこの時期の日本国内で開催されたダリルさんの公開チャネリングのチラシにはこの年一九九二年はダリルさんがバシャールをチャネリングする九年間の同意の最後の年であるといったことも書かれていてその彼の名前も入っていたチャネリング・コンファレンスに参加することがバシャールのチャネリングに参加できる最後の機会になるかもしれないという思いもあったのだった。しかしながら実際にエジプト・チャネリング・コンファレンス・ツアーに参加申し込みをした後ルクソール周辺での治安の悪化がニュースで報じられることが多くなってきてしまっていた。そしてルクソールはオプショナルツアーのナイルクルーズで訪れる予定になっていたので、私はそのことに理由もなく悪い予感がしてしまいツアーを企画しているイベント会社に私がすでに申し込んでいたオプショナルツアーの付いたロングコースからコンファレンスの開催されるギザのメナハウス・ホテルだけに十日間滞在するショートコースに切り替えてもらえるよう何度も問い合わせていた。けれどもこのツアーは私の申し込んだ日本のイベント会社は窓口的な位置にしかなくツアーの実質的な主催者はアメリカのパワープレイス・ツアーという会社だった。そのため現地の安全確認のやり取りもいちいちアメリカまで連絡をとる必要があって、当時のファックスでのやり取りでは返事までに時間がかかる上に結局何度確認しても「向こうの話では安全上の問題はないそうです」といった他人任せ的な返事しかもらえずにいたのだった。それでもこの時期にギザのピラミッドを訪れることは私自身の運命の流れの中で起こるべくして起こる事項であるような漠然とした感覚があって、チャネリング・コンファレンス自体にはそれほど強い関心もなかった当時の私は一時はツアーそのものをキャンセルして自分で航空券を手配してカイロを訪れることや、ギザのピラミッド・エリアのみに数日滞在するだけのシンプルな一般のエジプトツアーに参加して滞在日数の延長や航空券だけをオープンチケットに変えてもらうといったことまで考えていたのだが、あれこれ迷っているうちにツアーまでの期日も迫ってしまい結局最初の予定通りにナイルクルーズのオプショナルツアーのついたコースでこのツアーに参加することになってしまったのだった。そしてもし今現在の二〇一七年の私自身が二十五年前の一九九二年当時の私にメッセージを送ることができるなら「特にこの時期のエジプト旅行ではギザのピラミッド・エリア以外の場所を訪れる必要はない」とはっきりと告げることができるけれども、まだ一度もエジプトを訪れたことのない当時の私にとってはそのことの重要性はほとんど理解されておらず、「エジプト全土の中でもエネルギーの結界で守られているのはギザの大ピラミッドの周囲四キロ四方だけであるから、不必要にその他のエリアを訪れる必要はない」といったアドバイスを親しい知人からもらったのも最初のエジプト旅行から日本へ戻ってから数か月が過ぎてしまってからのことだった。でもこの情報は他の土地に比べネガティブなエネルギーの影響を受けにくいといったようなスピリチュアルなレベルでの話であって物理的な安全が確保されているという意味とそのまま同意ではないと思う、実際大ピラミッドのすぐ近くのピラミッド通りで銃撃事件が起こっていることはここ数年の間のニュースでも知られているし、私自身はエジプト人として生きていた前世の記憶として大スフィンクスの目の前で殺されたことも思い出している。私自身の経験ではエジプトにはギザのピラミッド・エリア以外にもアビドスのオシレイオンやアブ・グラブの太陽神殿など明らかに神聖なエネルギーが保持されていると言えるような聖地もあるけれど、ルクソール周辺にある特に死者の町として知られるナイル川西岸の古代遺跡などでは、ユカタン半島にあるマヤの神殿のいくつかを訪れたときに感じられるような重いエネルギーともつながってしまうような場所もあって、実際この年のチャネリング・ツアーでのルクソールのクルーズ船での滞在中に予定されていたケビン・ライアーソンによるチャネリング・セッションが「ローエナジーの影響でチャネリングに入ることが難しい」という理由でキャンセルされたこともあった。そしてそれは光の存在をチャネリングすることが難しいという意味で逆にネガティブな存在をチャネリングすることは容易になってしまうという意味でもあると思う。そしてこのことが私がルクソール周辺を訪れることに悪い予感を感じていた本当の理由であって、ある人が霊的にエネルギーレベルでの大きな変容を経験しようとしているシフトの時期にそういった場所を訪れることが大きなリスクになってしまう場合があることも後々理解されるようになっていったのだった。人の営みが長い歳月で続けられているエリアにはネガティブなエネルギーの吹き溜まりになってしまっている場所はたいがい存在していて、近視眼的に見ればギザのピラミッド・エリアの中であっても重いエネルギーとつながってしまうようなスポットがないわけではないけれども、ギザのピラミッド・エリアとアビドスのオシレイオンは特にアトランティスのエネルギーにつながることができるという点でも他の聖地とは別格であるように私には思えてしまうのだ。アトランティスは最後の崩壊を迎えていた時期であっても現在の地球上のエネルギーと比べより多次元的で高い波動のエネルギーに包まれていたという感触があるので、アトランティスのエネルギーにつながることは自身の中のより高次のエネルギーにつながることができるという意味も含んでいると思う。そして大きな視野で捉えればエジプト全体がアトランティスの影響を受けているようにも理解できるけれども、アトゥン・レイからのチャネリング情報にはヌビア地方がレムリアの系譜とつながりがあるといったようなことをコメントしたものもあるので、これがアスワン一帯ではエジプトの他のエリアでは感じられないような神聖な波動を感じられる理由のひとつなのかもしれない。他に現在では周辺地域が危険すぎて観光客が近づくことができなくなっているシナイ山も私が訪れたことのあるエジプト国内のパワースポットの中では特にお気に入りの場所でもあった。続く...このページはまだ未完了につき加筆修正されます

公開日 2017年11月25日 土曜日

画家の瞑想録 コラム・エッセイ